VTuber業界で高い人気を誇る「しぐれうい」さんが、自身の声をもとにしたAI歌唱ソフト「VoiSona 雨衣(うい)」を発表しました。
ボーカロイド(ボカロ)文化とVTuberの世界が深くつながる中、このAIソフトがどのように進化し、将来の音楽やエンタメ業界にどのような影響を与えるのか注目されています。
当記事では、しぐれういさんの背景やボカロ文化との関連性、そして新たなAI歌唱ソフト「VoiSona 雨衣」について掘り下げます。
VTuberしぐれういさんとは?
しぐれういさんは、VTuberグループ・ホロライブの大空スバルさんや、バーチャルe-Sportsプロジェクト「ぶいすぽっ!」の千燈ゆうひさんのキャラクターデザインを手掛けたことで知られる人気イラストレーターであり、VTuberとしても活躍しています。
2019年にVTuberデビューし、YouTubeチャンネル登録者数は199万人を超えるまでに成長。
10月2日には、VTuber活動5周年を記念したリアルライブ「SHIGURE UI 5th Anniversary Live “masterpiece”」を開催しました。
しぐれういさんは、個性的なキャラクターと高いクリエイティブスキルでファンを魅了しており、これまでに発表した楽曲も人気を博しています。
そんな彼女が今回発表したAI歌唱ソフト「VoiSona 雨衣」は、ファンのみならず、VTuber業界全体にとっても大きな話題となっています。
引用:しぐれういさん 公式エックス
ボカロ文化とVTuberの関係
ボカロ文化とVTuberシーンは、切っても切れない密接な関係にあります。
ニコニコ動画から発祥したボカロ曲は、VTuberたちによって「歌ってみた」動画として多くカバーされ、インターネット上でさらなる人気を獲得しています。
しぐれういさん自身も、人気ボカロPのJunkyさんやDECO*27さんらによるオリジナル楽曲を歌い、多くの支持を得ています。
特に、VTuberがボカロ文化と共に成長する過程で、音楽的な融合が進んでいます。
ボカロPによる楽曲提供や、VTuberをベースにした音声合成ソフトの開発など、両者の関係は互いに補完し合いながら進化しています。
今回の「VoiSona 雨衣」も、その象徴的な例と言えるでしょう。
VoiSona 雨衣の将来性
「VoiSona 雨衣」は、しぐれういさんの声を元にしたAI歌唱ソフトとして、2025年に発売予定です。
ボカロ文化の重要な要素である「音声合成技術」に加えて、VTuberの人気と音楽市場への影響がどのように発展していくか、非常に注目されています。
過去には、VTuberの犬山たまきさんがキャラクターボイスを担当する「玉姫」が「VoiSona」のソングライブラリとしてリリースされており、この新たなソフトウェアも同様に大きな期待を集めています。
しぐれういさんの声を使った楽曲が、どのように音楽業界やエンタメ業界に影響を与えるか、さらにはどのようなクリエイターがこのソフトを活用するかが今後の注目点です。
まとめ
「VoiSona 雨衣」は、しぐれういさんのキャリアやボカロ文化、VTuberシーンとの深い関係性を背景に生まれたAI歌唱ソフトです。
ボカロとVTuberの融合が進む中で、このソフトは両文化に新たな風を吹き込み、音楽やエンタメの未来に大きな影響を与えることでしょう。
2025年の発売を楽しみにしつつ、今後の進展にも注目していきたいです。
当記事は以上となります。
コメント