活動レポート

CASE-1「こことそこ」を「まちながら」

テーマ 環境:「聞くこと~暮らしの生態系」

テーマ ケア:「物語ること~アルバムに貼られていないスナップショット」

テーマ 公共空間:「Still Moving ~崇仁でゴドーを待ちながら」

開催日時:2023年8月26日(土)

場所:京都市下京いきいき市民活動センター、京都市下京区塩小路通り北の開発予定地の周辺

講師:倉智敬子(美術家)
髙橋悟(美術家/本プログラムディレクター/京都市立芸術大学教授)

「共生と分有のトポス~芸術と社会の交差領域におけるメディエーター育成事業」第1回プログラムとして、オリエンテーションに加え、車と徒歩の二種類のフィールドワーク、勉強会を行いました。

京都市立芸術大学は10月から京都駅近郊の崇仁地区の新校舎へ全面移転し、そこでの新たな活動が始まります。その一方で通りを挟んだ北のエリアは、フェンスが迷路のように張り巡らされたエリアが残され、少数の地域住民の方々の暮らしも続いています。 「こことそこをまちながら」では、複数の車を使用したフィールドワーク、勉強会を通じて、「過去/現在」、「地域/大学」、「生活/芸術」など「/」により隔てられる距離を検証していきました。 また「車上から」と「徒歩」という落差のある観察方法で、「ここ」と「そこ」の「距離」から視点の落差が生まれ、想定外の記憶の星座を立ち上げるエクササイズとしました。